調布市で中古戸建てのリノベーションが始まりました。
平成元年に注文住宅で建てられた住宅です。
元々古家付き土地として売りに出されていましたが、お施主様は、この住宅はまだまだ使えるのではないかと思い、リノベーションを決意し、弊社に相談をいただきました。
ただ、残された当時の図面や書類は、確認通知書と平面図、立面図、断面図がまとめられたA3図面1枚のみ。
私達はまずこの図面をCADで復元し、現地調査を行いました。
売主様がリフォームを行っていたこともあり、屋根、外壁の劣化が少なく、室内も大きなひび割れや致命的な劣化が少なかったことから、リノベーションをおすすめし、お施主様も安心した様子でした。
現地調査では、当時の図面のまま建てられているかを確認し、異なる部分はすべて寸法を記入して図面に復元していきます。
数日間かけて図面を復元していきますが、その場に身を置くと、そこでの当時の暮らしを追体験したり、周辺の環境が自分の身体に馴染んでいく感覚があり面白いです。
こうすればもっと居心地がよくなるだろうか、どのようにすればお施主様らしい暮らしになるだろうか、と想像しながら調査をしていきます。
今は現地調査でのたくさんの気づきや、新しい発見を思い出しながら、スタディをしています。
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